Blog

  • 2011年1月29日

    ありがとうございました。

    serio 20110129 弊社のお客様が昨年末亡くなられ、本日は社葬でした。訃報を聞いたのは年明けで、あまりに急だったことと精力的に仕事をされている噂を聞いていましたので、本当にショックでしばらく何も手につかなかったことを思い出します。

     創業間もないころ。たいした実績もない僕にセリオ東洋グループの屋台骨である備前本社屋の設計を任せていただき、その実績のおかげで今の我社があると言っても過言ではない仕事となりました。

     竣工して数年後に「こんな若い設計者に任せて大丈夫なのかと心配したけどいい建物になったよ。とても満足しているよ。ありがとう」と次の社員寮の設計の依頼をいただいたとき、微笑みながら本社屋の頃の心境を語っておられた姿は、今でも目に焼き付いて忘れることが出来ません。

     そして節目節目に心に残る言葉をいただき与えて貰ってばかりでした。いまとなっては直接恩返しできないのが本当に悔しいですが、これからも素晴らしい建築を創り続け、良い仕事をしてゆく事が恩返しだと考えて前に進んでいきたいと思います。

     寺崎社長 ありがとうございました。 ご冥福をお祈りいたします。 (kido)