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  • 2014年9月4日

    決断とは

    因島画像0904

    尊敬する芳村思風さんの教えにこんなものがある。
    少し長文ですがお付き合いください!

    ■決断に賭ける

    「人生は賭けだ」ということを忘れてはいけません。
    結婚も賭け、就職も賭けなのです。
    結果が、どうなるかわからないという意味で、賭けなのです。
    人生とは、どういう賭けなのでしょうか。
    人生では、一瞬一瞬多くの可能性・選択肢の中から、ひとつの存在や未来を選び取りながら進んでいます。人生は決断の連続です。
    決断して、ひとつのものを選び取れば、自分はその決断を一生引き受けて生きていかなければいけません。これが「人生は賭けだ」という基本原理です。

    どの道を選ぶことが、自分の人生にとって最高なのかは、誰にもわかりません。どの道がいい道か、悪い道かでは、ありません。
    今、自分が選んだ決断に賭けていくしかないのです。選んだ道が最高の道なのです。
    大切なことは「決断とはなにか」ということを知ることです。
    決断とは、多くの可能性の中から、あるひとつの未来を選びとるだけではありません。
    それは、決断の「決」だけです。
    「断」とは何をさすのか。あるものを選びとったならば、その時自分が選びとらなかったものの中にどんなにすばらしいものがあっても、断ち切ることが「断」なのです。
    逃げ道を塞ぐ、退路を絶つことです。

    「俺にはこの道しかない」「俺にはこの人しかいない」という思いになることが、決断するということです。
    自分の逃げ道をなくすことによって、はじめて成功への人生が始まるのです。
    なぜ、断つということをしなければならないのでしょうか。
    人間は不完全だから、どの道を選んでも、誰と結婚しても、問題は、でてきます。
    問題のでてこない道はありません。
    決めただけで「断」ができていないと、どうなるか。
    問題が出てくると人間は必ず「道を間違えた」、「この人と結婚したから、こんな問題が出てきてしまった」、「ひょっとしてあちらの人と結婚していたらこんな問題は出てこなかったのに」と思ってしまいます。

    問題を乗り越えることが人生です。「ひょっとしてあちらの人と結婚していたら」と思った瞬間に不幸になっているのです。
    自分を選んだ相手にも十分な満足を与えることはできず、相手も不幸にしてしまいます。
    理性ゆえの迷いが、人生を不幸にしてしまうのです。
    そこには本当の幸福な人生はありません。
    本当にすばらしい人生を生きようと思ったならば、どんな問題がでてきても、決めたからには、でてくる問題を乗り越えて続けていくしかないのです。

    人生とは、問題を乗り越え続けることです。問題のでてこない、悩みのでてこない人生はありません。「問題と悩みがなくなれば、しあわせになる」という考えは、理性で考える幸せです。不完全な人間の「迷い」なのです。
    「問題や悩みのないことが幸せだ」と思うことは、人間においては「迷い」なのです。

    人間は、不完全です。悩みはなくなりません。問題もなくなりません。人間の幸せは、問題と悩みを乗り越える力を成長させる以外に、幸せになる方法はありません。
    問題も悩みも、絶対になくなりません。永久に悩みと問題はあります。
    成功への人生を生きるには、問題を恐れてはいけません。
    問題を乗り越え続けることが人生です。
    問題を乗り越える力を成長させる以外に幸せになる原理はありません。
    問題がなくなった、と思ったときが1番あぶないのです。
    問題があるのに、見えていないだけです。問題を恐れず、問題にひるまず、でてくる問題を乗り越えていくことが人生です。
    人生は、どの道を選ぶかで決まるのではありません。
    選んだ道からでてくる問題を乗り越え続ける努力をできるかどうかで決まります。自分が選んだ道が最高の道なのです。
    決断に賭ける、という生き方が大切なのです。     <芳村思風>

    画像は因島の実家の裏山からの美しい夕景。
    今日も一日がんばりたいと思います! (kido)