2005 桃苑

素材や色や証明にメリハリをつけた、心地のよい空間
桃苑ビルは岡山で創業し大変繁盛していた焼肉レストランのオーナーの建て替え物件である。 岡山市の中心部の国道に面し、裁判所や地方振興局、これに関係する事務所が周辺に控える場所に、1~2階を自ら経営する焼肉レストランと3~9階をマンション、10階をご自宅として建設されている。上層部をマンションとしている関係で焼肉店の煙と臭いを処理する為、 屋上に排煙設備を設けているが、このダクトルートをビルのアクセント としてデザインしている。また、店舗の天井照明、エントランス行灯、間仕切など格子のモチーフ としてその店名の「桃苑」から桃の花の園をイメージしデザインされた意 匠を採用している。店内の意匠は温かさを意識している。幅広い客層がターゲットになる為、敷居を高くすること無く、かつリニューアルする事による新しさを失う事の無いように居心地の良い空間になる事を目指した。

建築主  (有) 桃商 様
所在地 岡山県岡山市富田町2丁目11-16
主要用途 焼肉レストラン
主要構造 鉄筋コンクリート造10階建て
延床面積 1539.14m2 465.59坪
店舗面積 343.00m2 103.75坪
客席数 1階63席、2階100席
設計期間 2004年 6月 1日~2004年 8月 20日
工事内容 新築工事
設計監理 (有)木戸一男建築デザイン
施工 (株)共栄店舗
協力 照明:大光電機(株) 写真&ロゴマークAD BOX Photography