2006 岡山の家

中庭を中心に計画された心地よい空間。
岡山の家は川沿いの道に面する、日当たりの良い敷地に建設されている。川沿いの道は散歩や通勤通学など意外に通行者が多い。これらを考慮した我々の結論は、西側道路に対して閉鎖的なファサードとすること。そして中庭を設ける事であった。中庭を設ける事で全室南向きの間取となり、またプライバシーを確保した上で、木製格子を通り抜けてくる川からの心地いい風と、光線がやわらかく調整された太陽光を取り込むことに成功している。内部空間には珪藻土、パイン材、和紙など天然素材をふんだんに使い、健康的で明るく気持ちが良い空間になっている。中庭から始まる空間構成によりプライバシーを確保しつつ、心地よい空間を創る事が出来たと感じている。

所在地 岡山県岡山市某所
用途 住宅+車庫
構造 木造2階建て
延床面積 150.72m2(45.6坪)
設計期間 2005年7月1日~2005年9月15日
工事期間 2005年10月1日~2006年4月21日
工事内容 新築工事
建築工事 吾妻建設
木工家具 (株)共栄店舗
カーテンブラインド (有)アヴァンセ
設計監理 (有)木戸一男建築デザイン
協力 照明:大光電機(株) 写真:AD BOX Photography