2006 bar VAGABOND

ビンテージを表現
フランスから帰国したオーナーが私を訪ねて来たのは5年前。「お金は無いがBARをやりたい」の熱意に共感し、屋台村の中に出店するBARのデザインを担当させてもらった。このBARでしっかりと彼はファンを獲得し、とても流行っていた。しかし、その屋台村が解散する事になり、『BAR VAGABOND』は移転して単独店として生まれ変わる事となった。外観はひっそりと佇み一見客を拒むつくりになっている。スチール板に錆塗装を施した外壁と古木風に仕上たドアはソムリエでもあるオーナーのこだわりのワインを意識して、ビンテージ(vintage)性を表現している。また店内は1000本収蔵するガラス張りのワインセラーを中心に配置し、どの席からもこれが意識されるように考えられている。外部と同様に色、照明、インテリアにビンテージ(vintage)が感じられる空間になっている。勉強熱心なオーナーがこれからも多くのファンを獲得する事を確信している。

施主  江藤俊之 様
所在地 岡山県岡山市平和町6-27WAKAビル1F
TEL.086-233-2526
用途 BAR
店舗面積 86.57m2(26.2坪)
客席数 34席
設計期間 2005年10月17日~2005年12月28日
工事期間 2006年 1月 10日~2006年2月28日
工事内容 改装工事
施工 (有)小賀原工務店
空間デザイン (有)木戸一男建築デザイン
グラフィックデザイン (有)木戸一男建築デザイン
協力 照明:大光電機(株) 写真:AD BOX Photography