改装を予定している天婦羅店。ここの個室に立派な無垢材のテーブルがあります。

　この部屋を利用してきた人々の歴史が刻みこまれたテーブルです。これを改修の際に再利用します。

　部屋の形や大きさが変化しますから、そのまま使う事は出来ませんが店の歴史を語る上で欠くことのできない一つとして考えていて、テーブルとして再利用する他、内装のどこか使える場所を模索中。

　改装前の店の面影を残す事にもなり、少しではありますが、環境にも貢献できます。何もかも壊して新しいものを作り直すことは簡単ですが、前あったものをうまく活用して再生して行くことは時間も手間も掛かるしそして能力も必要とされます。

　昨年、元財務大臣の大阪での講演会で「大阪を活性化させるにはスクラップ＆ビルドするべき」と環境破壊を推奨するような発言を聞きとても違和感を感じました・・・こんな人たちが日本の政治をやっているのかと落胆した経験でした。

　環境に貢献する我々で出来ることは、こんな小さな事かもしれませんがこれからもやって行こうと考えています。(kido)