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2008年7月4日
デザイナーとの対話
今日は、私たちのようなデザイン事務所にはじめて依頼をされたクライアントからよく質問される事を書きます。
「何を伝えればいいかわからない」「どんな話をしたら良いのかわからない」という質問。
特別準備する必要はありません。私たちが質問し、それに応えていただければ、そこから必要なものや何をやりたいのか、私たちデザイナーの方が判断し、問題を解決したり、方針を決めてゆきます。
建築主さまとの対話の中からヒントを得ながら考えています。実は全然空間とは関係の無いような話の中からもデザインする上で重要なポイントが見つかったりもします。
そんな発見(気づく)ができるかもデザイナーの能力のひとつ。世間では「コーチングスキル」と言うようですが、様々な形を創っていくとき、その形やアイデアは依頼主自身の中にあると私は考えていますので、そんな対話の中からデザインは生み出されて行くのです。(kido)