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2008年5月24日
建築設計と内装設計
先日、住宅の設計を終え業者さんに見積を依頼しました。
住宅という空間には「寝る、食べる、調理する、くつろぐ、風呂、洗濯、収納などなど」人間の生活の全てが揃っています。そして建築物そのものを基礎や構造、そして仕上げまで設計します。
商業施設のデザインが我々の専門ではありますが、住宅の設計が全ての基本だと考えています。
私が設計の仕事をはじめて5年間くらいは、住宅の設計を中心にやってました。振り返ればこの経験が基本になっていて、店舗のデザインを考える時の寸法を決めたり、強度を考えたり様々なことに生かされています。
この反対に内装からフィードバックできることもありますが、この話はまた後日・・・。建築設計と内装設計を経験した事で自分のデザインの器が大きくなったと感じています。(kido)
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2008年5月20日
温泉旅館
今日は朝から県北に行ってきました。とある温泉街の旅館の改装の打合せです。ホテルや旅館を数館所有されている建築主さまと共に各施設を見てまわり、この旅館の歴史や将来像に関して説明を受けました。
年々利用者が減少している温泉街にある為、地域そのものが衰退しているので、この旅館の魅力でお客様に来ていただける特別な付加価値が必要になります。
我々に求められている空間の魅力も提案させていただきますが、それだけではダメで、食事やサービスなど旅館に求められる全ての部分を考えてみようと思います。
ホテル旅館の再生請負人たちが日本中でこの種のリノベーションを行い、実績をあげています。それらの物真似ではなく、他に無いここだけのオリジナルの魅力を創りたいと考えています。(kido)
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2008年5月18日
建築費
先日、ある建築会社の社長との雑談のなかで、「建築建材など高騰しているが工事費をそれに伴って値上げできない」と嘆くのです。
我々設計者や建築主さまにとっては一見喜ばしい事のように聞こえる話ですが、昨年の法改定による建築業界に広がったシワ寄せに続き建築費の高騰による競争激化から、燃料や原料は上がったが、提出価格を値上げできない建築業界・・・これが続くと能力不足の職人による工事になったり、単価を下げる為に工期の必要以上の短縮を迫られ粗悪な工事になったり、安全性が損なわれたりと結局は建物にも何らかの悪影響が出ますから、ほんとうに心配になってきます。
昨日出席した、JCD(日本商環境設計家協会)の中国地区の会合で、照明器具やビニールクロスを作るメーカーから「6月から15%値上がりします」とか「20%値上げします」とか値上げに関する情報が飛交ってましたが、僕たちが建築主様とともに考え、そして設計して一生懸命に予算の範囲に収まるように設計変更や減額案を考えながら「やっと全体の5%減できた!」とやっている努力が空しくなるような今の現状です。
これからも厳しい環境は続きますが、こんな状態だからこそ切磋琢磨して素晴らしい空間が創れるのではないかとも考えています。めげずにガンバリます。(kido)
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2008年5月14日
床に座る
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2008年5月12日
山脇歯科開院
山脇歯科医院が本日無事開院しました。先生に聞いてみるとリニューアルして使い勝手が変わったところもあるので、少し戸惑った部分もあったようですが、何事も無く一日を終えたようです。
私たちにとってオープン日に「何事もなかった」ことは、ほっとひと安心の言葉。歯科医院ですから、治療中に電気が切れるとかで治療できないような事があってはならないですからね。
写真は今回改装された医院の写真。間接光により壁のタイルが照らされています。この壁がどの場所かは患者さんとして行った方のみが体験できます。
私の写真撮影がヘタなのでハレーションをおこして見えにくいですが、凹凸のタイル面が印象的な空間になっています。(kido)
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2008年5月10日
掲載中!
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2008年5月9日
山脇歯科工事中!
写真はGW中に工事をやっていた現場。「山脇歯科」です。場所は岡山県倉敷市のイオン倉敷ショッピングセンターの近くにあって、三代続く老舗の歯科医院。ここの受付、トイレ、カウンセリングルームなど部分改装をしています。
今週末に完成し、来週の初めから開院ですが、現場は最後の仕上げにかかっているところです。
カーブを描く天井が女性的でやわらかい曲線を表現しています。アールヌーボーの家具とかが山脇先生は好きで、これを私なりの形で表現しました。あまり「やり過ぎず、作り込み過ぎず」出来るだけシンプルな形で考えられています。
明日で工事は完了予定!厳しいスケジュールでしたがなんとかここまでこぎ着けました。完成が楽しみです。(kido)
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2008年5月8日
第五弾!「アメフト観戦」
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2008年5月7日
第四弾!「閑谷学校」
国宝に指定されている閑谷学校に行ってきました。ここへはすでに何度も来ています。
この学校は約330年前の池田藩主、池田光政の命により津田永忠が設計し、藩営として日本最古の庶民学校として建設されました。
岡山城から約50kmも離れた和気の地に、このような素晴らしい学校を建設した藩主の学問に対する想いを感じつつ、これを設計しつくり上げた津田永忠や職人達の技術力や創造力に、いつ訪れても感動を覚えます。
建物の造りもすごいですが、書庫をとりまく防火の為に造った小山はデザイン的にも美しいバランスだと感じるし、曲面や納まりの美しい石組の塀や排水溝など、自然と共存する人工の構築物が本当に美しいです。
ここへ身を置くと背筋がピーン!とのび、心が引締まる。もしかしたら、津田永忠や職人達に「創る・造る」ことを教えてもらっている・・・お前にこれほどのモノが造れるか?と問いかけられているのでしょうか・・・。
行く度にその凄さがすこしずつ判ってくる。そんな場所です。(kido)
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2008年5月7日
第三弾!「竹久夢二」