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  • 2008年2月16日

    デザイナーの仕事

     我々デザイナー(建築家)の仕事は建物を造る事。それに付加価値をつける。建築主様や利用者が感動する付加価値でなければいけません。

     先日、ある会合である人と話をした際にこんな話がありました。その方は家を新築したらしくとても満足している様子。どう満足しているのですか?と私が尋ねると「自分が思ったような家になった。とても満足している・・・」と話されました。私は????。本当に満足しているのだろうか?それでよいのだろうか?その家の自分が設計者だったら設計者失格です。

     「あなたの設計した家が私の予想を越えて素晴らしい家になった。感動した。満足している」とならないと合格点とは言えないでしょうね。

     「人々に感動を与える空間」を創っていきたいです。それも自然体で。

     今日、私と同世代で建築家の西沢立衛さんの講演会に行って来ましたが、そんな事を考えながら参加していました。彼の建築を見ていて自然体で創っているように感じました。何かを創ってやるという作為的なモノではなく、あくまで自然体。

     私も自然体でありたいです。(kido)