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2009年2月26日
Wittgenstein
昨日少し本の整理をしてたら出てきたので紹介させていただきます。大好きなウィトゲンシュタイン。
私の読む本はほとんどが建築関係か哲学書です。昔は一切読書をしなかった私が読書が好きになったきっかけはきっと哲学と出会ってからです。大学の2回生の時、課題で初めて読んだ「<子ども>のための哲学」に幼い頃私が考えていた事とまさに同じだ!という事が書いてあったのです。
それは『私』以外の人は皆、『私』のこの世界で演じてる役者なのではないか?という事。今となっては図々しい話ですが、当時は本当に考えていた。。。その疑いがいつなくなったかは憶えていませんが、確かにそんな事をよくひとりで考えていました。他にも私は自分の体がどうなってるのか知りたくて、腕の皮膚をハサミで切ってしまった事もあるし、世界が永遠に終わらない事をimageして、それが怖くて眠れない夜が続いた事も。今でもはっきりと憶えています。
きっと誰にでもこういった経験はあると思います。ない!というのならそれは忘れてしまっているだけで、何かきっかけがあれば思い出すんじゃないかと。私は思います。
なんだかマイナスなイメージかもしれませんが、この出会いは今の私にとてもプラスになっています。考えることが日常になったし、それまでとは考えるアプローチが変わるきっかけになりました。考えすぎてつらくなる事もありますが、それでも私は考えることを選びます。日々がより私のモノであることが感じられるようになった気がするので。つい、長くなってしまったのでウィトゲンシュタインの話はまたの機会に。。。
では、今日はこれからがんばって図面描きたいと思います。
(eri)