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2009年5月5日
作図
GWの後半は出社して詳細図を描きつづけています。
今日も朝から木造建築の平面詳細図の作図。
実は僕は図面を描くのはあまり好きではありません。机に向かっている事よりも現場が好き。
経歴にもあるように大工さんになろうとしたくらいですから・・・。
ここ4年くらい図面を描くことが無かったのですが、今年の初めから出来るだけ時間を作って描くようにしています。
作図をする事で、原点に戻って何か気づくことがあるのではないか?と考えた事と単純に人手不足で私がある物件を担当して描いていた丁度その頃、インテリアデザイナーの辻村久信さんと話したときに「常に自らがひとつ物件をもって作図する」と彼自身の仕事の進め方について聞いた事もあって、今回もポイントになる図面を描いています。
連休中にある程度すませてスタッフに渡します。
と言うわけで今日もがんばります! (kido) -
2009年5月4日
イタリア視察 No5
いよいよミラノにユーロスターに乗って移動です。
ブリオン・ベガ墓地から駅への移動途中、グラッパ(イタリアのブドウで作った焼酎)の博物館?・・・(説明を聞いてなかったのでたぶん博物館)グラッパを試飲して購入・・・とかチェスで有名な古城跡・・・時々テレビで人間がチェスの駒になって巨大なチェス盤でやっているのを見た事ある場所・・・に寄って駅に到着!
ツアーの一行は既に買物を大量にしており、ご覧のように大荷物で駅のホームを大移動・・・。
我々が乗るユーロスターは遅れていました。10号車の指定席に乗り込み、終点のミラノ到着までワイン片手に宴会が始まる予定です。
その10号車がどのあたりに止まるか村松さんが現地のヒト数人に聞き込み調査・・・・しかし回答はバラバラ・・・たぶんこのあたりに止まるであろう位置でみんなで待機・・・。
しかしながら予想ははずれ一同 2車両分ダッシュ! ところが10号車の車両のドアが開きません!?
隣の9号車から皆の荷物をバケツリレーで何とか乗せて、10号車の扉を見ると・・・・「故障で乗れません」・・・の表示・・・「他の車両に乗って下さい」と・・・さすがイタリア。
電車は遅れる。停止位置はアバウト。おまけに予約している席には電気系の故障で座れない。
何とかみんな席を確保してワイン片手に生ハムとパンで個別宴会に突入。
写真はみんなの荷物を盗まれないように監視しつつ、談笑している大光電機の松永さんと現地駐在員の村松さん。
・・・その奥にいる人はなんと車内販売のお兄さん・・・我々の事情を説明したら彼は、「今日は売上もいいからいっしょに飲もう!」と自分の商品を酒のツマミに我々と共に宴会に合流・・・。
なんという陽気な国民性・・・すばらしい!
翌日はいよいよサローネ会場へ! こうご期待!! (kido)
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2009年5月3日
イタリア視察 No4
イタリア視察の続編。今日は庶民の生活の中のデザインです。
これは八百屋です。いちごなど果物や野菜がきれいに並んでいます。
バラ売りなんでしょうかね・・・・並べ方のセンスを感じました。
これはベネチア駅周辺のパン屋?(飲み物やお菓子も売っている店)です。通り(道路)に対してディスプレイしています。
店内に入れる店ながら、店内側にはあまり配慮されていない並べ方でした。
通りから見て彩りが美しい。
これは郊外の大型ショッピングセンターのレジコーナー。
デザインも個性的でしたが、驚いたのはこの食品コーナー入口に警備員がいて、手荷物チェックを受けました。他の店で買物をしていた為、大きな紙袋を持っていたのですが、それをまるごとビニール袋に入れられ、やっと入れてもらえました。
万引き防止なんでしょうか?手ぶらで入るのが常識のようでした。
そのレジ前にあった、カフェ。常設ではあるのでしょうが、天井のデザインや周辺の導線を考慮したブースになっていました。
これは休憩コーナーにあった椅子。センスイイです。
他の休憩コーナーにある椅子もインテリアデザイナーがチョイスしたようなものばかり。
日本のショッピングセンターや公共施設ではインテリアのことにあまり注意してない施設が多いですが、イタリアはこんな庶民の店までイイですね。
これは観葉植物の鉢。写真は無いですが、ローマ空港、ベネチア空港、ミラノ空港の椅子もレザーを使った椅子のデザインや材料の使い方、色使いが僕にはとても新鮮でした。
この後いよいよミラノへ移動。田舎から都会へ移動します。 (kido)
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2009年5月2日
イタリア視察 No3
たそがれのベネチアです。この後、美味しい海鮮のレストランで食事。ベネチアの一日を終えました。翌朝、ベネチアから貸切バスで移動。
向った先は???
建築に興味のある方ならば、このめがねのような意匠でお分かりですよね!カルロ・スカルパ設計による ブリオン・ヴェガ墓地 です。
この針葉樹の並木の向うに墓地はあります。大型バスは進入できないので、駐車場から徒歩で5分ほど歩いて到着。
彫刻のようなディテールの建築に感動。コンクリート打放しで表現されていますが、その細かな納まりはコンクリートである事を忘れてしまうような建築でした。
これに関わった職人さんたちの技に見惚れます。
敷地内にはブリオン家の墓と設計者のスカルパの墓があります。
この日本の庭園などの影響をうけている事がうかがえる建築物は通常、写真の部屋(礼拝堂)には入れません。
村松さんの人脈の賜物。所有者に連絡し鍵を開けてもらいました。
これを見れただけでも今回イタリアへ行ったかいがあったように感じます。 (kido)
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2009年5月2日
art教室
前回お知らせしていた
岡山のアーティストのShigeru先生の美術教室を
5月に開講することになりました!!教室の内容は
それぞれ各人が作りたいもの(絵画、立体、コラージュ、何でも可)を
ある程度考えて、そこで技法なり、何なりとわからない事があれば、
Shigeru先生からアイデアを提供して頂きながら
一つの作品をつくっていくという流れで
できるだけ、各自が自発的に作品作りをしていく予定ですが、
何をしていいのか分からないという方でも、
Shigeru先生から何か提案して頂けるそうなので気軽に参加して頂けます。また、純粋に絵画を学びたい人は、
基本のデッサンから水彩、アクリル画、油絵等でも教えて頂けます。とにかく何も知らないけど、アートやデザインが好きという方なら、ぜんぜんOKです
興味のある方ぜひ参加して頂ければと思います。■第一回目開催日時:5/8(fri)19:30~
スケッチブック又はノート、筆記用具をもってきてください。
(絵具や道具、材料をお持ちの方はそれも持ってきてもらってもいいです。)
■時間:19:30~21:30
■場所:天神山文化プラザ B1F 第一練習室
■料金:1回 2000円 + 教室代(1000円/人数)
(教室代は¥1.000-なので参加人数で割った金額を頂きます。)今後の予定としまして、月2回 第二第四金曜日開講予定です。
(教室の都合により第一第三に変更の場合もあります)第一回目は、Shigeru先生から材料、道具の説明などをして頂いて
Shigeru先生の作品も少し見せていただけるので
作品創りの具体的なイメージを持って頂けると思います
参加されたい方、興味のある方はまずはコチラ
までお問い合わせ下さい。(eri・waka)
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2009年4月30日
イタリア視察 No2
イタリア続編です。
おなじみベネチアの風景。
初日は夕方まで雨で残念な天気でした。
とても寒かった。晴れの日でも日本(岡山)よりも少し気温は低いように感じました。上着は一枚かならず持っていった方が良いです。
船が行きかいます。
ベネチアへは車は入れません。
皆さん船で移動します。 海上バスが便利です。
船の運転はかなり荒っぽいです。桟橋に着けるときも体当たりします。あまり身を乗り出さないように!振り落とされそうな勢いです。
日本の地下鉄やバスのように定期便が行き交います。1日フリーパスを購入しての移動をお勧めします。
これは有名な 「Rialto橋」です。橋の上にお店が商店街のように並んでます。
ここからは建築現場です。これはベネチア大学の改修工事をしている現場。
工事の仮囲いが美しい!
これは宿泊したホテル横の寺院の改修工事のようです。周りの景観を乱さないように、仮囲いシートにも印刷を施し完成予想図になっていました。
ベネチア内はどんな工事をするにも全て許可が必要との事でした。
こちらはサンマルコ広場。時計台の塔の周りも工事中でしたが、ご覧のようなとても仮囲いとは思えないようなモノでした。
ここを訪れた時、はじめは何かのイベントでこの仮囲いを造ったのか?と思っていたら間違いでした。
上から見るとご覧のように何かの補強工事の為の工事用仮囲いでした。
日本の寺院とか改修しているときは、ほぼ間違いなく飾りけの無い仮囲いになりますが、景観やデザインに対する意識レベルの違いがこんなところへも表現されているように感じました。 (kido)
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2009年4月29日
イタリア視察 No1
イタリアから帰国しました。その様子を少しづつご案内します。
イタリアでは、まずローマ国際空港から国内線でベネチアへ移動ここで2泊、ミラノへ移動して3泊し帰国というスケジュール。
ベネチアに深夜到着後、翌日ベネチアのムラーノ島へこの船で向いいました。
ムラーノ島はガラス工房のメッカ。まず島内にある、ガラス現代アートの「VENINI」の入口。
店内で商品を見ました。
後に行く ミラノサローネでも照明器具を出品していて、このムラーノ島のSHOPを見ていて参考になりました。
ガラスで創る造形がとても印象的でした。・・・そして価格もとても高い!
照明メーカーの株式会社大光電機の現地駐在員「村松さん」の案内で島を散策。
いろいろ説明をしていただく中で、この店に何気に入りました・・・私の目にとまって何気に入った店です。
「MAZZEGA」というグループ企業の経営する店舗です。
そこがなかなか凄い品揃え。
村松さんが交渉して一般の観光客が入れるところ以外の業者さんなどが商品説明を受けるショールームへ入らせてもらい、責任者らしい人から説明を聞いているうちに、なんと実際に作っている工房を見せていただける事に・・・。
「日本から来た照明メーカーだ!」と言ったら見せてくれたようです。 村松さんに感謝!
ショールームの奥に併設された工房です。
とても整理整頓された工房でした。古い建物でしたが、本当に綺麗に何もかもが整理整頓されていて、ゴミも無く、凛とした緊張感があるように感じました。 この会社は同族企業で、シャンデリア、器、ガラス工芸品、ミラーなどなどガラスで出来る様々な商品をそれぞれが担当して作っているとの事でした。
この工房ではシャンデリアのパーツを造っていました。お父さんと息子たちで作業しています。
工房で使う道具たちです。 これも整理整頓されていて イタリアの職人達に対する印象が変わりました。
僕の先入観で「いいかげん」だと感じていたのですが、無言でガラスに向かい合う姿勢と数人で連係をとってスムーズに流れる工程を見て気持ちが良かったです。 心が洗われたような時間でした。続きはまた改めてベネチア本島をご案内します。お楽しみに・・・。(kido)
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2009年4月25日
杉本博司アート展
今日から倉敷の有隣荘という所で
杉本博司さんのアート展
『今児島-アート・建築・拾集』があるみたいです。杉本さんは写真家で左の写真のような
ステキな白黒写真を撮る方なんです。
写真だけでなく建築が関係した作品なんかも少しされていて
有名な所だと直島 家プロジェクトの護王神社は杉本さんの作品。ステキな作品を見に早速お休みに見に行こうと計画中です。♪
(waka) -
2009年4月24日
DIALOG IN THE DARK
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2009年4月23日
配筋検査
きょうは配筋検査にいってきました。
普段の生活では土の上しかなかなか気にしませんが、考えてみると地下ってきっとすごいことなってますよね!?
いちど土をトーメイにして見てみたいです。美しい世界な気がします。
(eri)